1995年に死去された名脇役・川谷拓三さん。
今回は昭和の名俳優・川谷拓三さんについてご紹介します。
川谷拓三ってどんな人?
映画でデビュー
1959年に美空ひばり主演の映画「ひばり捕物帖 振り袖小判」で死体役としてデビューします。
その後東映京都の大部屋俳優となり斬られ役や殺され役専門で死体を演じていました。
斬られ役のスペシャリストだったのですね。
その後テレビでも大活躍
1976年から15年間も続いた「どん兵衛」のCMでは山城新伍との絶妙な掛け合いでゴールデンアロー賞・話題賞を受賞しました。
1993年10月には映画「仁義なき戦い」シリーズの大ファンであるダウンタウンが司会を務める「ダウンタウンDX」の記念すべき第一回放送にゲストとして出演しています。
「ダウンタウンのごっつええ感じ」のコントに出演していたりダウンタウンの2人とは親交があるみたいです。
検索キーワードにある「ダウンタウン」は、お笑い芸人のダウンタウンのことだけでなく、川谷さんの代表作でもある「ダウンタウン物語」の意味もあるようです。
しかし一緒に検索されている「最後、最期」についてはわかりませんでした。
川谷拓三の死因は?
1995年6月に体調を崩し入院しますが12月22日に54歳という若さで亡くなります。死因は肺がんだったようです。
54歳で亡くなった川谷さんは、お茶の間の人気者でした。
子供は何してる?
息子さんと娘さんがおられるようです。
息子・仁科貴が逮捕?
川谷さんの息子・仁科貴さんは川谷さんにそっくり!
仁科貴さんの画像がこちら。
息子さんも俳優として活躍をされていましたが、川谷さんの死後、逮捕されてしまいます。
厚生労働省近畿厚生局麻薬取締部は12日、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで、故川谷拓三さんの長男で俳優の仁科貴容疑者(31)=本名同じ、東京都調布市仙川町=を再逮捕した。
仁科容疑者は「間違いありません。もう一度役者として頑張りたい。二度と薬物には手を出さない」と容疑を認めているという。
調べでは、仁科容疑者は1月20日、自宅で覚せい剤若干量を使用した疑い。
仁科容疑者は、覚せい剤と大麻を使用した動機などについて「大麻は約10年前から、その後覚せい剤を使用するようになった。大麻はリラックスするため、覚せい剤は集中するために使っていた」などと供述しているという。
麻薬取締部が1月20日、仁科容疑者の自宅を捜索。大麻所持の現行犯で逮捕、覚せい剤所持容疑でも逮捕し、その後の調べで、供述や尿の鑑定で覚せい剤使用の事実が判明した。
大阪地検は8日、大麻取締法違反(所持)と覚せい剤取締法違反(所持)の罪で起訴している。
執行猶予がつきしばらく謹慎していたそうです。
復帰後は映画・Vシネマを中心に活動を再開し、今ではテレビドラマや舞台にも出演されています。
「直虎」というキーワードで調べている人もいるようですが、2017年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」にご出演されているという情報は見当たりませんでした。
娘は何してるの?
さて、川谷さんにはもう一人お子さんがいて、娘さんも女優をやっているとの情報でしたが、現在はどのような活動をされているのでしょうか?
川谷さんの娘・仁科扶紀(にしなふき)さんですが、画像がほとんどありませんでした。
こちらは子役時代の画像。
映画のワンシーンでしょうか?
松本伊代さん主演のドラマ「お見合いの達人」に出演されていた頃の画像がこちら。
面影があるような?
1994年にご結婚されてからはお仕事をあまりされていないようですので、現在は主婦として毎日を忙しくされているのではないでしょうか?
亡き後の奥様は今
2014年に放送されたテレビ番組の中で川谷拓三さんが死去されてからの残された奥様の様子が放送されました。
現在、川谷拓三さんの妻・仁科克子さん(76歳)は京都の太秦に住んでいます。
しかし、家の門は傾き庭は荒れ放題。
家を維持するのが精一杯で建て直す余裕はなく現在は年金暮らしのギリギリの生活を送っていると言います。
しかし、川谷拓三さんほどのスターの家族がなぜこれほど貧しいのでしょうか?
そこには破天荒な夫に振り回された妻の過酷な人生がありました。川谷拓三さんは金銭感覚がゼロで貯金を全くしなかったと言います。
彼は自分の奢りで毎晩のように飲み歩き、稼いだギャラはほとんど飲み代に。
しかも川谷拓三さん自身の生活が苦しいにも関わらず困っている人にお金を貸していたそうです。しかし、そんなお人よしな性格が悲劇を生んでしまいました。
1990年に個人事務所「拓プロ」を立ち上げた川谷拓三さんですが、3年間も社員に裏切られ続けていたのです。
経理担当の社員を信頼し金銭関係の一切を任せていたところ、その社員が会社の金を3年にわたり着服していたことが発覚。
被害総額は推定7000万円。
一家はどん底の貧乏生活へ突き落とされました。それでも妻の克子さんは自らが経営に乗り出し夫を支えました。
克子さんはお金がなくても川谷拓三さんの人柄を愛していたのだと言います。川谷拓三さんの死から19年経った今も愛する夫をいつでも身近に感じられるよう、部屋は当時のままです。
そんな克子さんには今、生きる希望があります。
それは長男の貴さん(43歳)です。実は父の背中を追って役者の道へ進んでいたのです。
とっても深い愛情を感じるエピソード。
息子さんは今後さらに活躍をして、親孝行をしてあげてほしいと願ってしまいますね。