森山周一郎の現在は脳梗塞で声優の仕事ができない?

今回は、森山周一郎さんについてご紹介します。

森山周一郎さんとは

森山 周一郎(もりやま しゅういちろう)
本名 大塚 博夫(おおつか ひろお)
生年月日 1934年7月26日(82歳)
出身 愛知県名古屋市
身長 173cm
体重 75kg
血液型 A型
趣味 野球 囲碁(アマチュア5段) 麻雀 ゴルフ(ハンデ6)
所属事務所 オールアウト

愛知県立犬山高校
日本大学藝術学部映画科中退

もともとは、映画関係のカメラマンを日本大学藝術学部映画科に入学されました。

しかし、たまたま受けてみたタレント養成所の試験でその独特の声質を褒められ、スパっと大学を中退し俳優に転身表舞台に立つこととなりました。劇団東芸の第1期研究生として、俳優のスタート地点に立たれたのです。

この決断力・行動力が凄いですね。だいたい有名になられてる方や、成功されてる方って、決断力・行動力がズバ抜けてたりしますが、森山周一郎さんもその一人だったということでしょう。

俳優に転身した森山周一郎さんは、あちこちから声が掛かる人気ぶりとなりました。

今でこそ、ドラマは録画・編集にて放送されていますが、テレビ局開局当時はなんと生ドラマ!

セリフが飛べば、一気にガタガタとなってしまいます。そんな中、森山周一郎さんには生ドラマ出演の依頼が絶えなかったといいます。

森山周一郎さんには、抜群の記憶力があり、生ドラマ出演俳優として重宝されました。独特の低音ボイスの魅力とともに、森山周一郎さんに生ドラマ出演依頼が殺到したそうです。

確かに生ドラマだと、セリフを忘れでもしたら致命傷になりますよね。

俳優から声優など幅広く活躍

俳優に転身後も、幅広い分野で活躍されました。
俳優としてドラマや舞台・さらにはCMなどにも出演しながら、洋画の吹き替えでは声優として数多くの作品に参加され、活躍されました。

代表作など

数多くの作品に出演されていますが、
”刑事子ジャック (テリー・サバラス役)”

【テリー・サバラスさんの渋い画像】

”ルパン三世 EPISODE:0 ファーストコンタクト(ガルベス役)”。
声優に明るくない人でも、多くの人が「あ~!!」と声をあげそうなのが

”紅の豚(ポルコ・ロッソ役)”でしょう。特徴のある声で耳に残りますよね。

「飛ばねぇ豚はただの豚だ」

このセリフが記憶に残っている人は多いでしょう。

紅の豚”ポルコ役”の声優が変わった?!

一時期、ポルコ・ロッソの声が変わったという噂が持ち上がりました。森山さん以外の声優に変わったなんてことがあるのか??

実際のところ、声優が変わったなんて話は噂でしかありませんでした。確かに、敢えて他の声優さんで作り直す必要もありませんよね。

森山周一郎さんの声は、ポルコ・ロッソ役に絶妙にマッチしているので、他の方の声だと違和感しか感じないと思います。

ポルコ・ロッゾが人間の時の画像

何気にイケメンですよね。

トリックのナレーションも担当

人気ドラマ・映画『TRICK”トリック”』でのナレーションでも、森山周一郎さんの渋い声はファンを魅了しました。
しかし、トリック2でナレーションが割愛され始めた・・・。
あれ、なんか違うと思われた方も多いでしょう。

そして、トリック劇場版(2002年11月)の公開日。

なんと、森山周一郎さんの声が響き渡りました!!大きなどよめきが起こるほどだったとか。森山周一郎さんの声に魅了されている人が、それほどまでに多いという証ですね。

その他の出演作

ジャン・ギャバン、スペンサー・トレイシー、テリー・サバラス、チャールズ・ブロンソン、リノ・ヴァンチュラの吹き替えや『マンダム』『ネスカフェ』などCMナレーションも多数手がけている。

ナレーションはテレビを見る人にわかりやすく説明してくれる人ですね。

父親譲りの声

森山周一郎さんといえば、独特の低温ボイスで有名です。重厚感のある低い声は、どうやらお父様譲りのようです。

幼いころに亡くなったお父様の声に、9歳になる頃にはもう似始めていたようで周りから指摘されたそうです。後に、この父親譲りの声によって、ご自身の才能を開花され目覚ましい活躍をするに至ります。

あまりの渋さから、子供の頃可哀そうに思われたことがあるほどだそうですが、以前森山周一郎さんは、このような事をおっしゃっています。

「父から貰った相続税の掛からない遺産です。この声のおかげで80を越した今でも食べていけるのだから」

まさに、おっしゃる通りですよね!

脳梗塞発症

1999年7月23日の朝。

久喜市(埼玉県)にある自宅にて、脳梗塞を発症されました。

この日は、もともと自宅にいる日ではなかったとか。
この偶然が、森山周一郎さんを救うことになるのです。

脳梗塞発症時の状況

締切日を迫られていた食卓で原稿用紙に向かっていた。握ってるはずのペンがポトンと落ちた。「あれ!?」「おかしい…」右手がだらりと動かなくなった。
病気知らずの夫のただならぬ雰囲気に驚き妻は電話に飛びついた。

偶然自宅にいたことで、奥様がすぐに異変に気づかれました。パニックにならず、迅速に救急車を呼び、すぐにサイレンが聞こえてきたとか。

自分の身体を過信していた森山さん。

お騒がせしたことを近所の方にお詫びして大丈夫だと伝えていると、救急隊員にこのように言われました。

「これは脳梗塞ですよ」「もう大丈夫ですから」と言う私に「軽いものでもちゃんと検査を受けなくてはいけませんよ!!」

救急隊員がズバっと言ってくれたおかげで、その後の森山周一郎さんがいるわけです。

また、奥様が慌てずに行動されたことで、脳梗塞は軽く済み大事には至りませんでした。

奥様は命の恩人ですね。

しかし、救急車で運ばれた日には発作に悩まされました。

入院した日から翌日にかけ、5時間おきに発作を繰り返しました。薬で治療を続けることになり、症状は次第に軽くなりましたが、右手が医師と関係なく動く「不随意運動」が目立つようになってきました。

このような発作がでて悩まされたものの、後遺症も残らなかったのは不幸中の幸いでしたね。

食生活の改善

森山さんの食生活は、野菜も魚も嫌いで偏りきっていました。
倒れる前は、なんと3食お肉という生活をを毎日続けていたそうです!

これは、体に良くありませんね・・・。

その後、奥様の手により毎日野菜をボールいっぱい食べ、お肉は週1という生活をスタートすることになったそうです。

森山さんの身体のことを考え、しっかり野菜を食べさせるようになった奥さんはまさに内助の功といえます。

声優として活躍中

脳梗塞で倒れられたのは事実ですが、すぐに病院に運ばれ幸い後遺症がでなかったそうです。
現在も、声優としてご活躍されています。

森山塾

まだまだ、才覚を発揮しておられますが、現在は後進の育成にも力を入れられています。森山塾という声優養成学校にて、個性のある声優を育てるべく、熱心に指導されているそうです。

上手い声優ではなく、個性のある声優。

森山周一郎さんは、今後生き残っていけるのは個性のある声優だと、以前よりおっしゃっています。その個性の出し方を森山塾で教えておられるようです。

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